JR北海道周遊きっぷ(3日目後編)
みなさん、こんにちは。
バカ提督です。
先日、私はJR北海道が発売している
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を使用して道内旅行をしてきました。
前回までに、
という旅程について紹介いたしました。
今回は、3日目後編ということで帯広から新得、東鹿越経由で帰宅します。
この時の話は、さまざまな人にさせていただきました。
それほど、印象深く残りました。
それでは、3日目後編もお付き合いしていただけると嬉しいです。
3日目 後編
帯広散策
食後は時間をつぶすため再度長崎屋へ。
店内を歩き回り、本屋や模型店へ。
特に何も買わず陳列されている商品を眺める。
そして、ゲームセンターへ。
時間つ物資が目的なのでガルパン*1のパチンコでもあれば、100円分だけやろうかと思ったがなかった。
なので、エアホッケーのビッグバンスマッシュを一回プレイする。
コロナ感染症拡大防止対策のために付けられたと思われる厚めのビニールシートに手の甲が当たり、細かい傷をいくつか負いながらも激しい接戦を繰り広げたが、結果は私の負け。
その後は藤丸百貨店の方へ行った。
ちょうどポケモンセンター出張所が来ていたため、中を覗いた。
私のなかのポケモンはポッチャマの時代で止まっていったため、知らないポケモンも多い。
しかし、レジギガスやレジアイス、カイオーガといったポケモンも居たため楽しかった。
再度駅に戻る。
「洋ちゃん、このベッド柔らかいね。でもね、ここにはクイーンサイズしかないんだよ。」
やっぱり面白い。
駅に戻ったらお土産を買い、帰りの列車を待つ。
帰りの列車は、帯広17時48分札幌行のおおぞら10号。
待っている途中、列車は7分遅れで運転をしているというアナウンス。
この時は、新得での待ち時間が少なくなっただけ。
その程度にしか思っていなかった。
帯広駅での足止め
ホームに並び、兄から珍しく電話がかかってきたことに驚きながらも楽しく会話をしていると列車が入構。
案内通り、7分遅れの17時55分。列車に乗車し、座席に座る。
しかし、列車は動かない。
そこへ車掌からのアナウンス。どうやら線路上に列車と接触する恐れがある倒木を発見し、撤去作業を行っている間は帯広駅を発車できないとのこと。
天気が荒れるというニュースは朝から聞いていた。風が強かったことも体験していた。
気象庁によると、この日の16時57分に最大瞬間風速20.2[m/s]を観測したらしい。自然が相手なら仕方がない。
そして、車掌のアナウンスには新得から代行バス*2を利用される方は、帯広駅の駅員に申してくださいとのことも。
ちょっとした遅れでは済まないと思った私は大慌てで駅員さんのもとへ。
駅員さんに代行バスを利用したい旨を申告。駅員さんも「只今確認をしていますので少々お待ちください。」とのこと。
対応に忙しい駅員さん。途中、代行バスは待たせていることを教えてもらったが、どうなるかわからなかったので「したっけ、とりあえず車内で待っている他の2人も呼んできます。」と言い列車にいったん戻る。
2人に事情を話し、荷物を持って改札に移動。
どうやら代行バスの利用者は、私たち3人とおじいちゃんの計4人のようだ。
おじいちゃんはノサップ岬へ強風の中行き、風に飛ばされながら観光をしてきたとのこと。時間がなく、昼ご飯を食べられていないとの話も。
途中「列車が動かないなんて、どうしようもない。」と言っていたため、正しい意図は分からないが、自然が相手なので仕方がないと宥める*3。
そんな話をしていると、窓口の中からJR北海道の黒いコートを着た人が出てきてタクシーで新得まで送ってくれること、帯広ー新得ー東鹿越ー富良野まで行けることは約束してくれることを教えてくれた。
そして駅員さん曰く、帯広駅ー新得駅間は冬道ということもあり1時間ほどかかるとのこと。
すぐに旭川までの帰路に問題がないか確認。
結果は、富良野ー旭川間の終電には間に合わないことが分かり、富良野ー滝川ー旭川で帰ることにした。
なので、駅員さんに目的地を確認されたときは滝川経由で旭川まで帰ると告げた。
駅員さんはすぐに窓口へ戻り、富良野から先の経路を確保できるように努めてくれた。
18時15分ごろ、代行タクシーが帯広駅に到着。
駅員さんからは滝川までのルートは確保できたが、滝川から先はその場の対応となる説明を受けた。
滝川まで帰れたらどうにでもできるなと思いながら、駅員さんに「ありがとうございました。」と言ってタクシーは帯広駅を出発。
帯広駅から新得駅、東鹿越へ
18時16分、タクシーは帯広駅を出発。
代行タクシーは2台用意されており、おじいちゃんと私たちのグループに分かれた。
タクシーは風に煽られながら新得駅に向かって走る。
途中、前の車を煽っている車も居たが気にしない。
車内では、私たちが払うわけではないが料金メーターが動いている。
いつもは2000円程度までしか見ないのに、5000円を突破し元気よく増えていく。
新得駅に着いた頃、タクシーの料金メーターは12710円。
長距離割を入れても12000円程度だったはず。
今回使用した切符の購入金額は12000円。あはは。
3人乗っているとはいえ、申し訳ない気持ち。
待たせた人に申し訳ないと思いながら乗車する。
しかし、乗っていた人数は1人。しかも、サホロリゾート*4で降りて行った。
とはいえ、待たせてしまって申し訳ない。
バスは約30分遅れで新得駅を発車。
このままの遅れで行くと東鹿越到着は20時15分ごろとなり、富良野着は21時05分ごろ。
予想通り、富良野ー旭川間の営業は終了しているため滝川経由で旭川着が24時30分になる。
明日も遠くに行くのにと思いながら、東鹿越駅に到着。
時刻は20時05分。15分ほどの遅延に縮まった。
東鹿越駅から、富良野、滝川へ
周りに時間をつぶせるような施設なんて無い中にある駅。
そこでは代行バスの折り返しに乗る客(主に学生)が。
富良野行の列車に乗ると運転手さんから「滝川方面に行かれるお客さんですか」との確認。
この一言だけでも無事に帰れると安心できる。
車内には私たち3人+おじちゃん+先に乗っていた客の計4人。
このまま行っても21時ごろに富良野駅に着き、乗り換えは富良野22時27分発滝川行の普通列車になるだろうから、富良野で何をしようかと考えているうちに列車は富良野駅に到着。
時刻は20時50分ごろ。
列車を降車して驚いた。富良野駅のホームには私たちのために滝川行の快速と、他の乗客のために旭川行の列車が待っていたのだ。
旭川行普通列車もあるが、滝川経由で帰ると申告したため責任をもって滝川行の列車へ乗車。
どちらとも15分程度遅れて富良野駅を発車。
これまで接続待ちに付き合わせてしまった乗客に申し訳ない気持ちでいっぱい。
そして、帰路を確保してくれたJR北海道にも感謝。
予定は大きく変わり、このままの遅れだと21時50分頃に滝川駅に着き滝川21時52分発のライラック41号に乗れる。旭川着は21時25分と大幅に早くなる。
そんな喜びの中、列車は徐々に減速した。停車駅が近いのかと思っていたが、何もないところで停車した。
そして車内アナウンスが入り、またヤツ*5が私の計画を邪魔したことを知った。
被害は軽微だったらしく、7分程度の足止めで済んだ。
しかし、乗り継ぎはうまくいかないなと諦め。
降りたら鹿と衝突した顔を見に行くかと思いながら、滝川駅に到着。
時刻は22時00分ごろ。
滝川駅から旭川駅へ
滝川21時52分発旭川行カムイ43号が来るまで何をしようかと思いながら列車を降りる。
そうすると、次は滝川21時43分旭川行の普通列車が滝川駅で待っていたのだ。
私たちも走って連絡通路を渡り乗り換えた。
ここまで手厚く対応をしていただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいになった。
列車は22時03分ごろ滝川駅を出発。
滝川駅を出発してすぐ、車内アナウンスが流れた。
旭川から先の名寄行き普通列車に乗り換える方は、車掌に声をかけてくださいとのこと。
可能な限り、乗客を目的地まで送ろうとする努力に感動した。
20分遅れで運転をしていた列車は22時55分ごろ旭川駅に到着。
当初の予定から見ると1時間12分の遅れ。
途中で想定した到着時刻からは1時間35分の早着。
今回の帰路では、様々な人に感謝と待たせてしまった人への申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
家に着いた私は昨日同様、片付けと親への報告を済ませ、明日の準備を整えて寝る。
次回予告
次回は列車旅4日目。
行先は稚内。この日から先は私一人の旅となる。
次回も呼んでいないアイツが登場。
今までも出てきたので予想できるよね。
次回は28日を予定しています。