JR北海道周遊きっぷ(4日目)
みなさん、こんにちは。
バカ提督です。
先日、私はJR北海道が発売している
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を使用して道内旅行をしてきました。
前回までに、
3日目後編:帯広から、新得、東鹿越、富良野、濁川経由で旭川へ
という旅程について紹介いたしましました。
今回は、4日目ということで稚内に行って帰ってきました。
今年は2回稚内へ行ったのですが、2回とも訪問をしたのが夜と早朝だったため昼間の稚内は初めてです。
帰りの列車では急ブレーキも体験。
そんな4日目もお付き合いしていただけると嬉しいです。
4日目
旭川から稚内へ
旭川9時00分発稚内行の宗谷号が4日目最初に乗る列車となった。
そして、乗ってみたかった「はまなす編成」。
自由席にはそれなりに乗客が居ることなんて気にせず、私は指定席へ。
平日ということもあり、指定席にはあまり人がいなかった。
おそらく私の乗った車両の乗客は10名程度。そのうち、何人が観光客なのか。
これが261系なら車両点検を行っていた可能性が高かったかもしれない。
なんて笑えない冗談を思いながら、列車は定刻通り旭川駅を出発。
そして列車は国道40号線へ近づき、しばらくすると天塩川も姿を現す。
順調に走っていたその時、力強い警笛が聞こえ軽いブレーキ。
私は急いで外を見た。またお前か。*1
線路から逃げて木々の中に。白いお尻の持ち主。今までも邪魔しに来た鹿。
今回はぶつかったわけではないので良かった。
その後は何もトラブルはなく、利尻富士は見えなかったが日本海を眺めて12時47分に稚内へ到着。7分遅れだった。
そして、書くネタがなかったため短いがここまで3時間47分。
旭川ではさほど高くなかった太陽が南の空に昇っていた。
昨日までとは違い、乗り継ぎは無かったが疲れた感じはあった。
お昼ご飯
着いてすぐ、私の頭の中はお昼ご飯に何を食べようかでいっぱい。
観光案内所へ直行しこの空腹を解決する方法はないかと聞く。
おすすめしていただいたのは「チャーメン*2」。
駅から少し歩くことになると言われたが、そんなことは関係なし。
すぐに駅を出て教えてもらったお店を目指して歩く。
外は冷たい風が吹き、霰*3も降っている。
外を歩いて15分ほど。口を開けば「寒い」という言葉しか出てこない。
頑張って歩いて着いたのは稚内副港市場。
中に入って「てっぺん食堂」へ直行。
入口でチャーメンがあることを確認して店内へ。
入店時の検温では、寒い中歩いたので表面温度が低いのかエラーが連発。
店員さんも大丈夫でしょうと言って席に案内してもらう。
店員さんがお水を持ってきてくれたタイミングでチャーメンを注文。
メニューを開きもしなかったけど問題ないだろう。
あちこちでよく見かける、にしん街道の標柱を見ながら料理を待つ。
そして、近づく1人の店員。手には熱そうなチャーメン。
先日、小樽で食べたあんかけ焼きそばに似ているこの料理。
違いは、具の多さや味の濃さ、麺のを揚げるか茹でてから焼き色を付けるかなどの違いがあるそう。*4
熱々で具が多いあん。そして麺は茹でているため柔らかめ。
汁なしあんかけラーメンのようだった。個人的にはこっちのほうが好み。
レンゲで回収できる限りの あん を回収。
体の中からポカポカしてくるのが感じられる。
今回、稚内へ訪問した目的はこれだったのかもしれない。
満足したまま会計へ行った。
その時店員さんから「チャーメン、どうでしたか?」と聞かれました。
もちろん、「美味しかったです。本当にありがとうございました。」と言わせていただきました。本当は会計を終えてから言うつもりでしたが先を越されました。
気持ちを伝えられたらどちらが先かなんて関係ないのですけどね。
稚内のノスタルジーとノシャップ岬
副港市場の売店コーナーの横には、港ノスタルジー*5や稚内ノスタルジーなどの展示がある。
港ノスタルジーには稚内港駅の歴史が紹介されており、稚内ノスタルジーではダイヤル式電話や親子丼90円、ジュース40円など見て楽しい空間があった。
思わず3周もしてしまった。
これほど楽しかったのに、なぜか私以外誰もいなかった。
おかげで思う存分見られたので良かったのか…?
また寒い中15分歩いて駅に戻る。そしてバス停へ。
次の目的地はノシャップ岬。
バスに乗り、ノシャップ岬最寄りのバス停へ行った。
バスを降りたらさっきまで冷たい風だったのが、冷たい強い風へ。
髪の毛はぼっさぼさ。歩道はつるつる。
そんな環境だからノシャップ岬には誰もいない。
1人でノシャップ岬を堪能。時間もあるので、稚内市青少年科学館や、ノシャップ寒流水族館へ行こうとした。
何も考えなかったため何も調べていなかったが、12月1日から1月31日まで冬期整備休館だった。
ここで2時間くらい時間を消費しようと思ったのに大誤算。
仕方が無いので、帰りのバスの時間まで近くの売店に入った。
そして、時間になったのでバス停に向かう。
歩いている途中、道路に「シカ注意」と書かれているのが目に入る。
そして道路を渡るために左右の暗算確認をすると、左側にヤツが。
道路に書かれた注意喚起はさっそく役に立った。
個人の間隔では音威子府村以北はシカの出没が多い気がする。
過去2回稚内に車で来た際、何度も何頭ものシカを目にした。
特に、中川町付近が危ない。
15時30分ごろ稚内駅に戻ってきた。
稚内駅前散策
帰りの列車は稚内17時44分発札幌行の宗谷号。
あと2時間ほど時間が残っている。
なので、夏はバイク乗りの雨宿り場となっている稚内港北防波堤ドームへ。
先端まで歩くと、稚内海上保安部に所属している「PL11 りしり」と「PM12 もとうら」が停泊していた。
冷たい風が吹き、波が船を揺らす。係留ロープからギシィと音が聞こえる。
周りには誰もいなかったためとても静かだった。
その後は適当に散歩。そして、ふと見つけたCD・DVDショップに寄ってみる。
店内に入ると、日に焼けたDVDパッケージたち。
最終兵器彼女や攻殻機動隊、とある科学の禁書目録、その他古相な作品や、ゴーストバスターズ、ホームアローンの1作目など。さらには初回限定版も残っている。
日に焼けていなければ、攻殻機動隊のDVDd絵も買ったのに…と思いながら店主に「ありがとうございました」と言って店を出る。
昨日に引き続き、今回も晩御飯の時間が中途半端なため近くのホットシェフ付きセイコーマートへ。
晩御飯、飲み物、お菓子と買ってから稚内駅に戻り、お土産を買う。
稚内駅へ17時23分着予定が3分ほど遅れて到着。
この列車が折り返して宗谷号になる。
稚内駅から旭川駅へ
17時33分、札幌行宗谷号の改札が始まる。
乗客は少ない。念のため指定席を確保したが、これなら自由席でのびのびとしたらよかったと後悔。
私が乗っていた車両には乗客は8人程度。
17時44分、列車は定刻通り稚内駅を発車する。
稚内駅を出てすぐ、私は晩御飯を食べる。
メニューは明太子&マヨおにぎり、たらこおにぎり、ザンギ、チーズ入りかまぼこ。
ご飯を食べ終わった私は、ちょうどいい満腹感から睡眠が襲ってきたため少しの間寝させてもらった。
1時間程度寝て起きた。どうやら幌延駅と天塩中川駅間を走行しているようだ。
現在地を確認したところで外を眺めるが、あたりは黒一色。
とそのとき、キィィィとブレーキがかかった。しかし、すぐにまた加速した。
もう言わずともわかる。ヤツの再来。
そして少し走ると、またキィィィとブレーキがかけられた。
2回目の急ブレーキ。またすぐに再加速したので大丈夫だったのでしょう。
しかし、1回しか鹿に遭遇しなかった行きとは違い、帰りは1区間で既に2回も鹿に遭遇。
仏の顔も三度までとは言うけど、鹿の顔は…
その時、キィィィィィィィイィィと3度目のブレーキ。
そして列車は停車。そしてアナウンスが入る。
「只今、列車が鹿と衝突したため非常停止いたしました。
今の非常停止でけがをされたお客様がいらっしゃいましたら、
車掌が近くを通った際にお声がけください。」
とのこと。そして車掌が怪我人の有無を確認しながら車内を巡回。
その間に運転手は安全確認。
運行に支障が無いとのことなので運転を再開。
その後、名寄手前でもブレーキがかけられたがそれ以外は何事もなく旭川へ。
9分遅れの到着だった。
乗り換えが無くても疲れた1日だった。
明日からは学校もあるので帰ってすぐ寝た。
次回予告
1日で何百キロも移動していた4日間とは違い、残り2日間は一気に移動距離が短くなる。
なので次回は5日目と6日目をまとめてご紹介。
4日目にして鹿に懲りたが明日からの列車旅ではどうなるのか。
5日目は留萌、6日目は旭川ー富良野ー滝川ー旭川のルートをご紹介。
次回、最終回は30日に更新予定。